豊島区南長崎にある内科 きたほり内科クリニック

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循環器内科

高血圧症

高血圧症は、原因となる病気が特定できない本態性高血圧症と、腎臓病、内分泌異常、血管異常など、原因となる病気が明らかな二次性高血圧症に分けられ、本態性高血圧症が大部分(90%以上)を占めます。ここでは、本態性高血圧について説明します。
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁に対して示す圧力のことです。血液は心臓が収縮した時に送り出され、拡張時に心臓に戻ります。心臓が収縮した時の血圧を収縮期血圧(または最高血圧)、心臓が拡張した時の血圧を拡張期血圧(または最低血圧)といいます。
長期の高血圧によって、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。また動脈硬化が進行すると、眼底出血による視力障害、脳血栓による手足のしびれ、冠動脈硬化による胸痛、不整脈などが起こります。

不整脈

不整脈とは、心臓の収縮のリズムが乱れ早くなったり遅くなったりする状態です。期外収縮が多く、体調などの状態などで起こる心配のないものが少なくありませんが、心臓病から起こる場合もあるので注意が必要です。正常な脈拍は毎分60~90位です。
不整脈には、いくつかパターンがあります。大別すると脈が増える頻脈型と脈が少なくなる徐脈です。健康者でも、ストレス、寝不足やタバコの吸いすぎなどで起こることがあります。時には24時間心電図を装着するホルター心電図が有効で、当院でも行っております。

狭心症・心筋梗塞

心臓に酸素を送る冠動脈が動脈硬化などによって狭窄を起こし、心臓の筋肉の収縮に必要な血液(酸素)を送りきれないため、酸素不足をきたして胸痛などの症状を起こす病気が狭心症です。胸痛は痛いというよりは、締め付けられるような我慢できない痛み(苦しさ)であることが多いです。
さらに、狭窄が強くなり冠動脈が閉塞に陥ったりすると、心筋へ酸素が十分に送れなくなり心筋が壊死するのが心筋梗塞です。
50~60歳代に多いですが、40歳代にも見られます。男性に多い疾患ですが、女性の喫煙も増加しており増えてきています。肥満、喫煙、男性、高齢、ストレスなどは危険因子だと言われていますので、ご心配のある方は一度ご相談ください。

心臓手術後

人工弁置換術の術後はワーファリンを内服するため、血液検査を定期的に行い、ワーファリンの効き目を判定する必要があります。当院でも行えますので、わざわざ遠くの病院まで行くのが大変という方は、ご相談ください。
また、冠動脈バイパス術後などの心臓機能評価を超音波検査にて行うこともできます。
小児期に心臓手術をされて、病状は安定しており、定期的な大学病院(専門病院)の通院が頻繁でない方などの場合、心臓超音波検査、血液検査は当院でも可能ですので、かかりつけの病院とご相談の上、一度お問い合わせください。