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禁煙外来
禁煙外来(禁煙治療薬製造休止中の為、現在一時休止しております。)
こんにちは。院長の北堀です。
実は、私の叔父は、愛煙家でして、慢性閉塞性肺疾患(COPD)で亡くなりました。亡くなる数カ月前から、呼吸するのもひと苦労で、最期は見るのもつらい状態でした。
まるで“息ができない”かのように、真綿で首を絞められるような苦しみが襲う様子を見て、何もできない自分に無力感を感じざるを得ませんでした。慢性閉塞性肺疾患(COPD)を目の当たりにしたこともあり、禁煙に関しては人一倍、問題意識がありました。
医師の立場で何とかしていきたいと思っていたこともあり、開業のタイミングで禁煙外来を始めました。
たばこは、「百害あって一利無し」と言い切ってもいいくらい、健康に与える影響があり、肺がんの危険因子にもなります。
ストレス発散にもなるため、吸いたい気持ちもよくわかります。
しかし、禁煙に成功すれば「目標を達成」したことにより自信もわきますし、家族からも喜ばれるはずです。また、たばこ代が高騰する昨今では、お財布にも優しいはずです。
興味のある方は、ぜひ一度、禁煙に挑戦してほしいと思います。
※慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは
COPDは別名たばこ病と言われており、原因の多くは喫煙です。たばこなどの刺激で気管支に炎症が起こり、ついには肺胞が破壊されることによって、呼吸がしにくくなります。喫煙開始の年齢が若い(喫煙期間が長い)ほど、また1日の喫煙本数が多いほどCOPDになりやすく、進行しやすいと言われています。
健康保険は使えるのでしょうか。
はい、使えます。年に一回のみになりますので、もし、禁煙に成功しなかったら1年後に翌年の再チャレンジになります。
ニコチンパット等、他の治療と何が違うのでしょうか。
ファイザー社のチャンピックスという薬を用います。ニコチンパッチは禁煙によるニコチン減少を補う方法でありますが、このお薬はニコチンに代わるような働きをします。よって、喫煙による充実度を抑制したり、禁煙時のたばこに対する切望感を抑える作用があります。従来の禁煙治療とは異なり、作用が出やすい治療方法と言われています。
費用はどのくらいかかるのでしょうか。
ファイザー社のチャンピックスを使用した場合、健康保険が利きますので、3割負担として、治療期間中の禁煙治療費の自己負担額は、 合計おおよそ1万9千円です。
治療期間はどのくらいでしょうか。
作用はどのくらいで出るでしょうか。
早い人だと一週間くらいで作用が現れます。禁煙期間や治療作用も人それぞれです。
何十年も吸っているのでいまさら手遅れじゃないかと思うのですが。
そう思う方は多いです。禁煙に成功すれば、その時点から健康への影響を軽減することも進行を抑えることもできます。 たばこがもたらす健康への影響を考えると遅すぎるということはありません。「思い立ったが吉日」と言いますが、少しでも関心があればぜひ禁煙に挑戦してほしいと思います。
禁煙にあたり注意した方が良いことはありますか。
周囲の理解や賛同が必要です。例えば、職場では同僚と一緒にたばこを吸いながら会話を行うことがあろうかと思いますが、容易にたばこに手が届いたり、勧められたりする環境は避けるのが望ましいです。ストレス発散だけでなく、情報交換の一環でもありますので、人間関係という面では難しいこともあるでしょうが、周囲の人にも「禁煙中」であることを訴え、ぜひ協力してもらいましょう。将来のことを考えると、禁煙する時期は早ければ早いほど有効的です。
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